55 温度で透過率が変わる液晶複合材料
産業技術総合研究所30~50℃の温度範囲で、透明と白濁に切り替わり、全透過率も制御できるPNLC(液晶複合材料)を開発した。【本技術の概要】 単に温度によって白濁化させ不透明状態とするのは、入射光を透過側に散乱(前方散乱)させることにより実現できるが、全透過率を下げることはでき
産業技術総合研究所30~50℃の温度範囲で、透明と白濁に切り替わり、全透過率も制御できるPNLC(液晶複合材料)を開発した。【本技術の概要】 単に温度によって白濁化させ不透明状態とするのは、入射光を透過側に散乱(前方散乱)させることにより実現できるが、全透過率を下げることはでき
望月 晃 磁性の世界で長年研究開発してきた者として、これからの低炭素化時代における磁性材料の重要性に改めて目を向けてみた。1. 磁石とその応用磁石の発見と方位磁石としての利用が、人類が最初に記録された磁性材料の応用である。人工的な磁石材料の発明とその後の発展には、日本の研究者の寄与が大
住江織物株式会社導電糸を経緯方向に織り込み、導電糸と吸水速乾糸を工夫することで、水が濡れた際に反応する布を開発した。【本技術の概要】住江織物㈱は、独自構造のカバーリング導電糸を経緯方向に織り込み、導電糸と吸水速乾糸を工夫することで、水に濡れた際に電気が流れる布を開発した。既存の
産業技術総合研究所溶剤を使用することなく近紫外光の照射のみで基材から剥がせる塗料材の作成技術を開発した。本技術を応用し、除光液を使わずにジュエルネイルの塗料材を簡単に除去できることを確認した。【本技術の概要】 産業技術総合研究所機能化学研究部門の山本貴広 主任研究員は、手足の爪に施す化
京都大学化学研究所波長1,100nmの赤外光における外部量子効率3.8%という世界最高の効率で赤外光から水素を生成できる光触媒の開発に成功した。【本技術の概要】 京都大学化学研究所・坂本雅典准教授、寺西利治同教授、廉孜超・日本学術振興会特別研究員、豊田工業大学・山方啓准教授、関西学院大
細美 哲雄 1. はじめに古来情報の伝達には火が使われていた。烽火や松明での情報の伝達は、最も古い光技術の源ではないかと思う。その後電球の発明まで長い間火は人類が扱う唯一の光源であった。1960年代になりレーザ・LEDが発明され輝度の大きな光源が出来たことにより、光学機器の小型化、軽量化が可能
名古屋大学ナショナルコンポジットセンター航空機CFRP廃材や自動車の水素タンク廃材からCarbon Fiberを回収し、低コストで熱可塑性CFRPを得るための実証研究の成果として、リサイクルCFを用いた自動車用シャーシが試作された。【本技術の概要】 軽く、強く、耐久性に優れた複合材料で
株式会社 オンダ製作所住宅用給排水配管の継手の新構造Revosを開発し、圧力損失を1/14と格段に小さくすることに成功した。ポンプの負荷を低減する省エネ効果も実現した。【本技術の概要】 個人住宅や集合住宅では、給水・給湯などの配管で継手が多く使用されている。従来の内径シール構造の継手で
東京工業大学 化学生命科学研究所中性子線照射で、がん細胞を選択的に殺す中性子捕捉療法(BNCT)に用いる、格段に効果的な薬剤を発見した。この治療法によりマウスの皮下腫瘍をほぼ消失させることに成功した。【本技術の概要】東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所の野本貴大助教と
株式会社Piezo Sonic圧電セラミックを駆動源とした長寿命でかつ高トルク化を両立した超音波モータを開発した。小型・軽量非磁性などの特性を活かし、ロボットのアクチュエータ、高度な医療機器(MRI)など、高機能化が求められる各分野での採用が期待される。【本技術の概要】 超音波モータ(ピ