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58 睡眠時無呼吸を検出するウエアラブルデバイス

株式会社oneA首もとに付けるだけで、気道内で発生する呼吸音から睡眠中の呼吸の状態を測定するウェアラブルデバイス『Sleeim(スリーム)』を開発、商品化した。【本技術の概要】睡眠中にいびき、無呼吸となるいわゆる閉塞性睡眠時無呼吸(OSAHS)の推定患者数は国内で約200万人以上とい

【044】 衛星コンステレーション

風神 裕 1.衛星通信と光通信 1973年4月に三菱電機に入社、2009年3月に退職するまでの36年間、開発・プロジェクトマネージメント・営業・標準化活動と、職種は異なりましたが、一貫して宇宙開発に携わってきました。 最初に担当したのが実験用中容量通信衛星CS(“さくら”77年打上げ)。そ

57 VOCを選択的に吸着・脱着する結晶材料

弘前大学大学院理工学研究科揮発性有機化合物(VOC)の吸着材料やガス分離材料への利用が期待できる結晶性材料を開発した。【本技術の概要】弘前大学大学院理工学研究科の太田俊助教は、結晶状態を保ちながら、極性小分子の可逆な吸着と脱離を実現する結晶性材料を開発した。応用展開としては、揮

56 強固なプラスチック接合技術

ポリプラスチックス株式会社ガラス繊維などのフィラーが入った樹脂材料を他の樹脂材料と強固に接合することができる新技術を開発した。【本技術の概要】ポリプラスチックス(株)は、従来、困難であった異なる樹脂材料同士の接合を可能にする新技術「AKI-Lock(Advanced Knitt

55 温度で透過率が変わる液晶複合材料

産業技術総合研究所30~50℃の温度範囲で、透明と白濁に切り替わり、全透過率も制御できるPNLC(液晶複合材料)を開発した。【本技術の概要】 単に温度によって白濁化させ不透明状態とするのは、入射光を透過側に散乱(前方散乱)させることにより実現できるが、全透過率を下げることはでき

【043】 低炭素化時代に向けた磁性材料と磁気応用

望月 晃 磁性の世界で長年研究開発してきた者として、これからの低炭素化時代における磁性材料の重要性に改めて目を向けてみた。1. 磁石とその応用磁石の発見と方位磁石としての利用が、人類が最初に記録された磁性材料の応用である。人工的な磁石材料の発明とその後の発展には、日本の研究者の寄与が大

54 水濡れ・ムレを検知する織物

住江織物株式会社導電糸を経緯方向に織り込み、導電糸と吸水速乾糸を工夫することで、水が濡れた際に反応する布を開発した。【本技術の概要】住江織物㈱は、独自構造のカバーリング導電糸を経緯方向に織り込み、導電糸と吸水速乾糸を工夫することで、水に濡れた際に電気が流れる布を開発した。既存の

53 近紫外光で剥がせる塗料材

産業技術総合研究所溶剤を使用することなく近紫外光の照射のみで基材から剥がせる塗料材の作成技術を開発した。本技術を応用し、除光液を使わずにジュエルネイルの塗料材を簡単に除去できることを確認した。【本技術の概要】 産業技術総合研究所機能化学研究部門の山本貴広 主任研究員は、手足の爪に施す化

52 赤外光から水素を生成できる光触媒

京都大学化学研究所波長1,100nmの赤外光における外部量子効率3.8%という世界最高の効率で赤外光から水素を生成できる光触媒の開発に成功した。【本技術の概要】 京都大学化学研究所・坂本雅典准教授、寺西利治同教授、廉孜超・日本学術振興会特別研究員、豊田工業大学・山方啓准教授、関西学院大

【042】 光技術と共にあゆむ

細美 哲雄 1. はじめに古来情報の伝達には火が使われていた。烽火や松明での情報の伝達は、最も古い光技術の源ではないかと思う。その後電球の発明まで長い間火は人類が扱う唯一の光源であった。1960年代になりレーザ・LEDが発明され輝度の大きな光源が出来たことにより、光学機器の小型化、軽量化が可能

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