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66 貴金属を使わないアンモニア合成触媒

東京工業大学アンモニアの人工合成反応でルテニウムなどの貴金属を使わず、窒化ランタン(LaN)表面の窒素空孔を反応場として利用する高い合成活性を持つ触媒を開発した。【本技術の概要】東京工業大学元素戦略研究センターの細野秀雄栄誉教授、同センターの叶天南(Tian-Nan Ye)特任

65 薄型で伸縮自在なスキンディスプレイ

大日本印刷株式会社皮膚上に貼り付けたディスプレイに外部から送られた画像メッセージを表示できるコミュニケーションシステムで、スマートフォン、タブレット端末に匹敵する新たなデバイスである。【本技術の概要】東京大学大学院工学系研究科長・染谷隆夫教授の研究チームと大日本印刷株式会社(D

64 COVID-19を除去する紫外線照射ロボット

株式会社ファームロイド新型コロナウイルスの感染対策のため、医療施設、介護施設、公共施設などでの消毒・滅菌を担う国産ロボット「UVBuster」が実用化された。【本技術の概要】バイオエンジニアリングの株式会社ファームロイドは、板橋区と日本大学医学部附属板橋病院の産官学によ

【046】 全固体電池~実用化への期待~

西村 尉辞 カーボンニュートラルの実現に向け、電気自動車の普及が急速に進展しています。現在の重要課題は、走行距離とコスト。そしてこの課題解決には、主要部品である蓄電池の更なる開発が必要です。現在はリチウムイオン電池が主体で研究開発は継続されていますが、安全性については輸送において危険物指定され

63 イネのもみ殻を原料とする吸着・吸臭剤

ロート製薬とソニーイネのもみ殻を原料とした多孔質炭素材料に、従来の活性炭より優れた体臭吸着および原因菌捕捉効果を発見した。【本技術の概要】ロート製薬とソニーの共同研究により、余剰バイオマスであるイネの籾殻(もみがら)を原料とした多孔質炭素材料『トリポーラス』が、加齢臭の

62 フレキシブル熱電変換デバイス

大阪大学産業科学研究所大阪大学の研究グループでは、小型・軽量で高効率フレキシブル熱電変換デバイスの開発に成功した。【本技術の概要】 大阪大学産業科学研究所の菅原徹准教授(先端実装材料研究分野)と工学研究科の伊庭野健造助教らの研究グループは、精密な半導体チップ加工と実装プロセス、

61 導波路型合波器とメガネディスプレイ

福井大学産学官連携本部福井大学などの研究グループはRGBのレーザー光3本を1本のビームにまとめる導波路型デバイスを開発した。これによりレーザー走査型ディスプレイの小型化に成功し、さらにメガネ型ディスプレイへの応用を目指している。【本技術の概要】福井大学産学官連携本部の勝山教授と

【045】 自動運転の動向

神藤 富雄 2021年3月5日、ホンダは新型レジェンドに世界初の自動運転レベル3のトラフィックジャムパイロットを搭載し、市場投入しました。これは、自動運転のレベルを従来のドライバーによる監視からシステムによる監視へと考え方を大きく進めた最初の市販車であり、これにより世界各国の自動車メーカーの自

60 生体深部温度の輝尽発光による計測技術

東北大学大学院工学研究科心肺停止時の脳保護に有効な生体深部温度を簡便、低侵襲で観測する生体温度センシングの要素技術を確立した。【本技術の概要】 東北大学大学院工学研究科応用物理学専攻の大橋昌立氏(当時、大学院修士課程)と寺門信明助教、高橋儀宏准教授、藤原 巧教授らは、独立行政法

59 皮膚に貼るナノシートウエアラブルデバイス

早稲田大学リサーチイノベーションセンター高分子ナノシートの柔軟性と密着性を活用して、直接皮膚に貼り付け、体温・血圧などの生体情報を収集するウェアラブルデバイスを開発した。【本技術の概要】早稲田大学リサーチイノベーションセンターの研究グループは、高分子ナノシートの柔軟性と密着性を

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